尼崎市鉄筋コンクリート造3階建て住宅の玄関外階段タイル破損
尼崎市にて、築30年ほど経過している鉄筋コンクリート造の三階建て住宅にお住いのお客様より、1階から3階に上がる外階段のタイルが割れて剥がれてきている。修繕をしたいがどんな方法が良いか全くわからない。また外階段が現在どのくらい劣化が進んでいる状態なのかも気になるので、一度点検に来てほしいとのお問合せを頂きました。
【外階段の劣化具合を確認】尼崎市、鉄筋コンクリート造三階建て住宅にお住いのお客様宅にお伺いさせて頂きました。
1階から3階に上がる外階段はタイル張りになっています。
劣化状態はタイルのひび割れ、タイルの剥がれ、コケの付着、サビの付着がありました。
【なぜこんなにもタイルが剥がれてしまったのか】外階段の周辺を見てみると、タイルとタイルのつなぎ目の浮き、外壁面のひび割れ、笠木と笠木のつなぎ合わせ部分の隙間があるのを発見しました。
おそらく、つなぎ目の浮き、ひび割れ、つなぎ目の隙間から、雨水がタイルの裏に侵入し、タイルの密着力を低下させてしまった事が原因でこのような現象が起きたと思われます。
【外階段タイルとは?】外階段には、タイル仕様以外にコンクリート仕様、塩ビシート仕様、鉄仕様などがあります。
タイル仕様はコンクリートの表面にタイルを1枚、1枚貼り付けて仕上げたものになります。
タイル仕様は見た目がスタイリッシュなデザインになるので、とても人気のある仕様になります。
戸建て住宅では玄関廻りや、ブロック塀、外壁のワンポイントとしてタイルを使用したりしています。
ただタイル仕様の場合、タイルはビスや釘での固定ではなく、専用の密着材で固定しているため、タイルの表面を定期的に防水処理する必要があります。
定期的な防水処理を怠ってしまうと、タイルの隙間から雨水が侵入してタイルが割れる、剥がれるなどの劣化現象が起きてきます。
【修繕方法の注意点】
お客様宅に発生しているタイルの劣化原因は先ほどお伝えさせて頂いた通りになります。
注意するのは目的によって修繕方法が違うという事です。
復旧を目的とするのか?防水を目的とするのか?
目的を明確にする事で、希望に合った修繕方法をご提案する事ができます。
今回は防水を目的とした修繕という事です。
【防水を目的とした修繕の注意点】
注意点1
外階段の外壁割れ亀裂
外階段には外壁の壁が作られています。その外壁には沢山の割れ、亀裂が発生しています。外壁も劣化で傷んでくると、割れや亀裂などが外壁表面に表れてきます。
割れや亀裂を補修しなければ、タイルの劣化を止める事ができません。
注意点2
笠木のつなぎ目の隙間
外壁の上に取付られている笠木のつなぎ目に隙間ができています。
ここもきっちり補修をしてあげなければ、タイルの劣化を止める事はできません。
タイルの上から防水効果を発揮する塩ビシートを敷き込む、修繕方法をご提案しました。
修繕方法で大きな費用の差が発生しますので
目的を明確にした上で修繕方法を選択されることをおススメさせて頂きます。
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