西宮市にてカラーベスト屋根の劣化診断に行ってきました。
【屋根の劣化診断を行いました】西宮市にて築50年ほどの木造二階建て住宅にお住いのお客様より、20年ほど前に瓦の屋根からカラーベストの屋根に葺き替えをしました。葺き替えをしてからカラーベスト屋根の補修、修繕などを一度もした事がなく、気付いたときにはカラーベスト屋根の劣化が激しくなっていた。せっかく葺き替えた屋根材なので、なんとかこれ以上劣化していくのを防ぎたい。どんな方法があるのか教えてほしいとのお問合せを頂きました。
【診断にてカラーベスト屋根の現状を把握】本日はカラーベスト屋根の診断と、補修方法を探すためにお客様宅にお伺いさせて頂いております。
早速、はしごをかけて屋根に登ります。
こちらが葺き替え工事をしてから、一度も手をつけていないカラーベスト屋根の状態になります。
かなり深刻な状態になっているのが確認できます。
【屋根劣化は発見しずらい】もともと屋根は気軽に診断、確認ができる場所ではないため、どうしても気付かな劣化が激しくなってから発見されることが多いです。
そしてお客様宅のカラーベスト屋根の状態は最終段階まで進んでいました。
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そこで診断したカラーベスト屋根の劣化段階をお伝えさせて頂きます。
【築10年~築13年経過したカラーベスト屋根】まずカラーベスト屋根の表面が薄く色あせてきます。
薄くなるという状態を引き起こしている原因は、カラーベスト本体を保護してくれている塗装が弱くなってきているからです。
新築時はカラーベスト本体にきっちり塗装がされており、雨や紫外線などカラーベストが傷む原因を退治してくれていました。
ただ塗装も永久ではないので、だんだんと弱ってきます。
カラーベスト表面が薄くなるのは塗装が弱ってきているサインになります。
【築15年~築20年経過したカラーベスト屋根】塗装が弱くなると一気に劣化は進んでいきます。
薄く色あせしたカラーベスト屋根は、雨水、紫外線の攻撃を受けて表面にヒビや亀裂、割れが発生してきます。
そして湿気逃がしきれていないのでカラーベストの表面にコケが付着してきます。
【築20年以上経過したカラーベスト屋根】そして劣化が激しくなると、カラーベスト本体の素地が露出してきます。
最終的にカラーベスト本体はスポンジのようにぼそぼその状態になり、補修、修繕が困難になってきます。
【修繕方法のご説明】1時間ほどでカラーベスト屋根の現状確認、診断作業が終了しました。
現段階で施工できる方法は塗装かカバー工法になります。
【注意点のご説明】
塗装の場合はカラーベスト表面に塗装をする事で保護膜が出来るため、劣化の進行は抑える事ができます。
ただ、もともと傷みが激しいので、塗装の効果が早い段階で弱くなってくる可能性はあります。
カバー工法の場合は今あるカラーベスト屋根の上の新しい屋根材をかぶせる方法になります。
ただお家自体が築50年以上経過されているので、屋根本体の下地が弱っている場合があるため、工事中に追加費用が発生する可能性があります。
※屋根、外壁は劣化が進めば進むほど費用がかかります。
適切な時期に補修、修繕をする事で不必要な負担を防ぐことができます。
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