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- 西宮市にて築年数が10年ちょっとしか経っていない三階建て住宅。三階バルコニーにたまった雨水を排水するための雨樋が詰まってしまい流れなくなってしまった。
西宮市にて築年数が10年ちょっとしか経っていない三階建て住宅。三階バルコニーにたまった雨水を排水するための雨樋が詰まってしまい流れなくなってしまった。
西宮市にお住いのお客様より、築10年ほどの三階建て住宅に住んでいる。屋上が一部陸屋根仕様のバルコニーになっていて、雨を排水する為の雨樋に水がたまりっぱなしになっているのを発見した。このままでは次回雨が降ったときに排水しきれない雨水がバルコニーにあふれだして、掃除や洗濯物がやりずらくなると不安になり、なにか対応策はないか教えてほしいとのお問合せを頂きました。
【雨樋の集水器に雨水が!!】西宮市にて築10年ほど経過している三階建て住宅にお住いのお客様宅にお伺いさせて頂きております。
雨樋の排水をできなくしている箇所がこの集水器になります。
集水器はバケツ形になっていて雨水を一カ所にまとめる役目があります。
そしてまとめた雨水はたて樋を通って排水されていきます。
まずは集水器周辺の確認の前に、1階部分から三階部分にかけて取付られているたて樋を触って凹ませてたて樋の内部になにか詰まっていないかを探っていきます。
結果、たて樋を凹ませてみましたが、内部に何かが詰まっている感触はありませんでした。
【原因不明】次に三階にある陸屋根仕様のバルコニーに向かい詰まっている集水器を確認していきます。
こちらが、集水器を上から見た写真になります。
集水器の上部表面に水がたまっているのが確認できます。
本来はこの集水器からたて樋に雨水を排水するのですが、何かが集水器の中で排水を邪魔していると思います。
ここの排水口から集水器に水が集まり、たて樋を通って排水するという流れになります。排水口から、誤って物が入ってしまい、たて樋が詰まるケースはあるのですが、お客様宅の排水口には物が通らないように金網が取付られていたので、物が通って詰まったというのは考えにくいと思います。
また一般的に住宅に取付られている雨樋にはたて樋と軒樋の2種類が存在します。比較的、つまりが発生しやすいのは軒樋部分になります。
軒樋は屋根周辺に水平に取付られています。水平なので、落ち葉や枯れ木、ごみなどが軒樋に落ちると、そのままたまっていきます。そこに雨水が降ると、軒といが雨水を受け、雨水の勢いでたまったものを流してくれてつまりを解消しているのです。それでも排水しきれなかったものがたまりにたまってつまりを発生させてしまうという仕組みになっています。
この軒樋に発生したつまりは、たまったものが残っているだけなので、つまりを解決するには手や、トングを使用してつまりの原因であるものをとるだけなので比較的簡単に解決できます。
今回のようにたて樋が詰まるというのはそうとう頑丈に詰まっていると考えられます、
たて樋の取付方法は重力を受けやすくなっているので、重力と雨水の勢いの助けがあるので詰まることはめったにありません。
【詰まりが解消した!】一旦現場調査を終え、次回樋掃除を試みる事になりました。
現場を離れ色々考えていると排水口周辺にヘドロがこびりついていたのを思い出し、そしてバルコニーに洗濯物があったのを思い出しました。
お客様にお電話して少しきつめに集水器を棒でつついてもらうようお願いしたところつまりが解消されたとのことでした。
おそらく原因は洗濯物を終えた水をながしていることによるものだと思います。洗濯洗剤には油分が含まれているので、固まる性質があります。10数年の間に洗濯の排水をくりかえすうちに集水器周辺に油分が固まってふたをしていたと思われます。
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