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西宮市にて築30年ほど経過している陸屋根コンクリートの床が割れたり欠けたりしてきている。点検希望
西宮市にてマンションを賃貸として使用しているお客様より、築30年ほど経過しているマンションで、今まで陸屋根に関して修繕などしたことがない。点検も実施したことがないので、現在陸屋根がどうゆう状態になっているのか一度見てほしいとのお問合せを頂きました。
【陸屋根の劣化状態の確認】こちらが築30年ほど経過している陸屋根の状態になります。
賃貸マンション自体がRC構造になっているので、陸屋根部分もコンクリート仕上げになっています。
現在の劣化の症状はコンクリート表面のひび割れ、コケの付着、そして雑草が生えていました。
コンクリート表面に雨水がしみ込みこのような劣化を引き起こしたと思われます。
またこのまま放置しておくと劣化が進行して新たな被害が引き起こされてしまいます。
【陸屋根とは?】まず陸屋根とは斜面が全くない平面の屋根になります。
よくビルやマンションなどで使用されている屋根の形状になります。
遠くから見たときのデザインがスタイリッシュな印象を与えるので人気のある形状になります。
最近では戸建の住宅にも普及してきています。
戸建ての場合は屋上部分を陸屋根にして、ガーデニングや家庭菜園、また夏はバーベキューをしたり、季節に関係なくゆったり過ごしたりする場所になります。また太陽光発電を設置して省エネ対策をされるお家もあります。
【陸屋根の注意点】
陸屋根にはたくさんのメリットがある一方注意すべき点もいくつかあります。
1(夏場は最上階が蒸し暑くなりやすい)
建物の構造や素材、断熱材によって違いはありますが、陸屋根は屋根と天井の間に空間がないため、陸屋根に当たる直射日光の影響で温度が上昇しやすくなります。
2(ロフト、屋根裏収納ができない)陸屋根は基本的に屋根裏部屋がないため、収納スペースを多く確保したい場合は不向きな屋根形状になります。
3(雨漏れしやすい)
陸屋根は平らな形状になり、戸建て住宅で多くみられる三角形の屋根の形状に比べると水はけが悪く適切な時期に防水処理をしておかないと雨漏れする可能性が高くなります。
【陸屋根の修繕方法】防水性の高いアスファルト防水
溶解アスファルトを用いてアスファルトシートをはり重ねて防水層を作る修繕方法になります。
手間に時間がかかるため、技術力が必要になります。
ゴムシート防水合成ゴムの防水シートを陸屋根表面に張り付けていく修繕方法になります。
ウレタン防水
陸屋根の面積、形状を問わず施工が可能
液体状のウレタン樹脂を複数回塗る事で厚みがまし、またつなぎ目のない防水層を作ってくれる修繕方法になります。
その他劣化状態、形状によっていろいろんな修繕方法があります。
また陸屋根の防水工事は加工や施工手順を守って施工しなければ、早い段階で不具合が発生する場合があります。
専門の知識、経験のある業者にご依頼することをおススメします。
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