西宮市築40工場倉庫、雨漏れ被害が広がってきている。
西宮市にて築40年ほど経している工場倉庫にて製造物を作っているお客様より、今年の7月あたりから、急に雨漏れがひどくなっていき。雨漏れが発生した最初のうちはぽたぽた程度だったが、今では床が水びたしになるくらいまで被害が広がってきている。製造して保管しているものに被害が及ぶ前になんとか対応してほしいとのお問い合わせを頂きました。
【雨漏れ被害の状況確認を実施】本日は築40年ほど経過している工場倉庫にて雨漏れ被害の状況確認を実施するためお伺いさせて頂きました。
工場倉庫は3階建てになっていて雨漏れ被害が集中的に発生しているのは1階作業広場の窓廻りになるとのことです。
さっそく作業広場外部から状況を確認していきます。
【外部の劣化状況を把握】こちらが、雨漏れ被害を発生させている外部箇所になります。
外部箇所にはサッシ、サッシ廻りの目地、大波スレート板、換気フード、排気ダクトが確認できます。
劣化箇所 サッシ
サッシの枠が劣化によって変形していました。珍しく鉄の枠を使用しているため、錆が発生して変形したと思われます。
劣化箇所 サッシ廻り目地
サッシ廻りは雨の侵入を防ぐため目地(ねんど質の素材)が埋めこまれています。目地は劣化で固くなると縮む性質があります。
劣化箇所 大波スレート大波スレートは外壁材として使用させていました。
大波スレートはセメント、砂、繊維質で形成されて一枚の板として販売されています。
雨水、紫外線、排気ガスの影響を受けているため、大波スレートの
表面が黒く変色したりぼろぼろに剥がれたり、一部割れて穴があいている箇もありました。
劣化箇所 換気フード換気フードは鉄になるため、雨水を受け続けると確実に錆びてきます。換気フードの表面は薄い板になるので、錆がひどくなると表面の板に穴が開いてしまいます。
劣化箇所 排気ダクト
階段上になっているのが排気ダクトになります。
排気ダクトも換気フード同様に鉄素材になるので、錆でだいぶ変色していました。
【雨漏れを防ぐのは困難】現場の状況を確認させて頂きました。
確認した結果、雨漏れを完全に防ぐのは非常に困難だと判断しました。
雨漏れが発生している箇所は1階の窓廻りということですが、外部の劣化状況からすると、サッシ廻り以外の箇所から雨水が浸入している可能性も十分考えられます。
【段階を踏んで修繕をすることをご提案】費用負担をできるだけ抑えたいとのご要望を受けたので、段階を踏んでの修繕をご提案させて頂きました。
補修→交換→改修という流れになります。
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