西宮市戸建て住宅、瓦の種類、屋根の取替え工事を検討する場合とは?
【屋根材を取替えた方が良いの?】築年数25年~30年くらい経過している戸建て住宅にお住いのお客様より、今ある屋根材をそのまま使い続けるか、取替えるべきかどう判断したら良いのかわからない。業者に見積依頼をする前に少しでも、役に立ちそうな情報を知っておきたいとのお声がありましたので、コラムとして掲載させて頂きました。
【瓦屋根の構造】まずは瓦屋根自体の構造からお伝えさせて頂きます。
構造を理解する事で、屋根の工事を進めた場合どんな工程で工事をするのかのイメージが付きやすくなります。
まず、屋根の形を形成していくには、母屋、こやづかい、のきした、つまがわ、たるき、などの箇所が存在します。
このように沢山の木材を使用して屋根を組み立てていきます。
そして、屋根の骨組みが完成したら、野地板、防水紙、葺き土を下地の骨組みの上に敷いていきます。
その上に瓦を乗せれば瓦屋根の完成になります。
【日本瓦の種類】日本には粘土を原料にして作る焼き物の瓦があります。
一般的に瓦屋根に使用されている瓦がどんなものかイメージしやすいのはJ形、和形になります。
ちなみにJは日本という意味になります。
日本にとって一番馴染みが深い瓦の種類になります。
次に平瓦、F瓦になります。
おしゃれなイメージがもたれやすいのが特徴になります。
次にS形スパニッシュ瓦になります。
S型スパニッシュ瓦は大きく波打った形をしている瓦になります。
特に西洋風の住宅にマッチします。
【日本瓦の特徴】日本瓦は大きく3つの特徴があります。
1つ目:耐久性が高いこと
日本瓦の表面は焼き付け塗装をしていてとても丈夫にできています。
外部環境で起きる、台風、強風、地震、太陽の紫外線などの影響を受けても簡単に劣化したりしません。
2つ目:強度が高いこと
日本瓦は多少の衝撃、振動で破損したり割れたりしません。
3つ目:メンテナンス不要
日本瓦は瓦の表面に焼き付け塗装がされているため、再塗装をする必要がありません。
【劣化状態】丈夫で頑丈な瓦を使用しているにも関わらず、
なぜ劣化していくのかお伝えします。
理由1:漆喰が劣化したことによって瓦がズレて瓦同士が当たることで瓦自体が欠けてしまう。
理由2:瓦がズレたことによって、雨水が瓦の隙間に侵入し瓦の下に侵入した雨水が停滞することで瓦の裏を劣化させ瓦自体を大きく損傷させてしまう。
【判断基準は?】取替をしたほうが良い場合
〇屋根瓦自体の劣化があまりにも激しく台風や強風で瓦がすぐに飛んでしまう場合。
〇屋根から雨漏れを起こしているが、雨漏れ箇所の特定が困難な場合。
〇今ある住宅を次に世代に引き継ぐ場合。
上記のような場合は定期的な補修で様子を見られるよりも、瓦を新しいものに取替た方が、不安材料を一気に解決する事ができます。
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