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現場ブログ
西宮市にて漆喰雨樋工事から1か月点検を実施しました。

工事後の点検はとても大事

西宮市より築40年ほど経過している木造住宅にお住いのお客様宅にて工事後の一か月点検を実施させて頂きました。点検内容としては傷んでいた漆喰の塗替え後と詰の交まりがあった軒樋の交換後に伴う点検作業になります。

まずは漆喰塗替え箇所の点検を行っていきます。

漆喰は和瓦、洋風瓦、などに取付られている材料になります。

漆喰自体は10年ほどの寿命になり、10年くらいになると漆喰の表面が黒ずんできたり、漆喰本体がぼろっと外れてしまうようになってきます。

漆喰点検ポイント

漆喰塗替え後の点検ポイント　「漆喰表面の亀裂」

漆喰塗替え後に起きる不具合は漆喰表面の亀裂になります。

亀裂が発生する原因としては漆喰を形成する素である粉と水の配合不備になります。

配合を間違えると弾力性がない漆喰や柔らかすぎる漆喰になってしまいます。

漆喰は粘土状のような物になります。弾力性があり、調湿効果もあります。

先ほどもご説明させて頂きましたが、漆喰は傷んでくると弾力性と調湿効果が低下します。

弾力性が低下した漆喰は固くなります。固くなった漆喰は取れやすい状態に

漆喰塗替え後の点検ポイント　「漆喰自体の剥がれ」

漆喰塗替え後に起きる不具合は漆喰自体の剥がれになります。

剥がれ発生する原因としては下準備不足になります。

下準備不足とは漆喰を密着させる葺き土が少ない状態と瓦表面にホコリや汚れ、こけなどが付着している状態になります。

このような状態で新しい漆喰を塗込んでも密着面が悪いので密着力が発揮できず、漆喰のはがれに繋がってしまいます。

軒樋点検ポイント

軒樋交換後の点検ポイント　「軒樋に不純物が溜まっていないか」

今回、お客様宅の軒樋を交換させて頂いたきっかけは軒樋に雨水や不純物が溜まっていた事になります。

本来軒樋に溜まった雨水や不純物は軒樋からたて樋に流れていきます。

軒樋はたて樋にかけて斜めに取付られています。斜めに取付ける事で雨水の流れを助けてくれているのです。

お客様宅の軒樋は軒樋の変形（劣化）によりまっすくになっていました。その為雨水や不純物がたて樋にうまく流れきれず詰まりを発生させてしまっていたのです