漆喰の劣化は屋根全体に影響してしまいます！

西宮市にて築30年以上経過している木造住宅にお住いのお客様より,屋根に塗りつけられている漆喰がボロボロと取れてしまってきている。漆喰の一部が家の前の道路に落ちていた。これ以上放置すると近隣に迷惑がかかると思い工事の依頼をしました。

漆喰交換工事開始

本日は傷んで古くなった漆喰から新しい漆喰に塗り替える工事を行いにきました。

屋根に塗り込まれている漆喰は屋根に溜まった湿気の調整をする調湿効果,と屋根本体同士のズレを防止する密着効果があります。

ただ漆喰にも寿命があります。おおよそ10年ほどで調湿,密着効果が無くなってしまいます。

無くなるサインとして漆喰が変色する,取れる,割れるなどの現象が発生してきます。

傷んだ漆喰を取り除く

漆喰工事で行う一番最初の作業は傷んだ漆喰を取り除くことになります。

傷んだ漆喰は固くなっており,少し力を加えるだけでぼろっと取れてくれます。
　
傷んだ漆喰を取り除く時に注意するべき点は漆喰を塗りこむ為に取付られている葺き土を残しておくということです。

漆喰は葺き土と屋根本体に密着させて固定しています。漆喰を取り除いている時に葺き土も取り除いてしまうと,新しい漆喰を密着させる面が少なるなり

固定強度が弱くなりすぐに漆喰が取れる可能性が高くなります。

周辺に落ちないよう漆喰を取り除く

また漆喰は固く軽い為,屋根表面に置いておくとコロコロと落下してしまう事があります。

落下すると軒樋に詰まったり,近隣の敷地に落ちてトラブルに発生してしまう事もあります。

そのため当社では養生をして落下した漆喰が軒樋や近隣の敷地に落下しない対策を施しています。

既存の漆喰をすべて取り除いたら新しい漆喰を塗りこんでいきます。

また既存の漆喰をとりのぞいてから葺き土が余りにも無い箇所は葺き土を塗りこんで新しい漆喰を塗りこむ面を確保しておきます。

新しい漆喰を塗りこむ

新しい漆喰はとても粘着力があるものになります。漆喰の元は粉末状になっています。

粉末と水をまぜて漆喰を作っていきます。粘着力があるため手作業で練り上げると粘りにムラができてしまい漆喰の効果を最大限発揮できない可能性が出てくるため,かくはん機を使用して漆喰を作っていきます。

新しい漆喰を塗りこんだら工事完了になります。

漆喰の傷みが気になる方

漆喰は屋根に塗り込まれている為,劣化しても発見できません。

当社ではお客様のご依頼の元屋根の状態をお伝えする無料点検を実施させて頂いております。

屋根が今どんな状態になっているのか気になるなど気になる事がございましたらお気軽に当社までお問合せ下さい。

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