2026.04.13
兵庫県の皆様こんにちは♪街の屋根やさん西宮店です!(^^)! 前回の記事では、「西宮市|雨樋に穴が開いたら補修で大丈夫?交換が必要な判断基準とは」にて、雨樋に穴が開いた場合の補修と交換の判断基準について解説しました。 小さな穴でも、状態によっては交換が必要になるケースがあることを…
今回ご依頼いただいたのは、西宮市にある立派な入母屋造り(いりもやづくり:日本の伝統的な屋根形式の一つで、上部が切妻、下部が寄棟のようになっている重厚な屋根)の大きなお家にお住まいのお客様でした。雨が降るたびに雨樋(あまどい:屋根に降った雨水をまとめて排水口に流す筒状の設備)から水がうまく流れず、ポタポタと溢れてしまうとお困りのところを当店にご相談いただきました。
大きな和風のお家は屋根の面積が広い分、集まる雨水の量も多くなるため、雨樋の不具合を放置するとお家自体を傷める原因になってしまいますよ。この記事を読めば、経年劣化してしまった雨樋をどのように新しく交換し、スムーズな水流を取り戻すのか、その丁寧な施工工程がしっかりと分かります。
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工事を始める前に、まずは現在の雨樋がどのような状態になっているのかを細かくチェックしていきます。入母屋屋根の軒先を見上げてみると、化粧垂木(けしょうだるき:屋根の軒先を支える木材のうち、下から見上げた時に美しく見えるように仕上げられた職人こだわりの木材)に対して、横打金具(よこうちかなぐ:木材の側面から釘やビスで固定するタイプの雨樋支持金具)という仕様で樋が取り付けられていました。
一見すると綺麗に並んでいるように見えますが、長年の風雨による経年劣化によって、あちこちに変形や破損が見られる状態でしたよ。金具自体はまだ垂木にしっかり固定されていましたが、樋自体の歪みが原因で適切な傾斜が保てず、雨水が途中で溜まってしまっていました。新しい樋を設置した際に完璧な水流を作れるよう、既存の樋の高さや位置、傾斜を慎重に計測して入念に準備を進めます。
準備が整ったら、次はこの古くなってしまった雨樋を取り外す作業に入りますよ。
続いての工程は、これまでお家を守ってくれた古い雨樋と、それを支えていた横打金具の撤去作業です。長年の紫外線や雨風を浴び続けた樋は、パリパリに硬化して割れやすくなっているため、周囲の木材を傷つけないように職人が一つひとつ手作業で慎重に解体を進めましたよ。
古い金具を垂木から直接取り外す際は、木材に余計な負荷をかけて割ってしまわないよう、ベテランの職人が力加減をコントロールしながら抜き取っていきます。この撤去作業を雑にしてしまうと、新しく取り付ける金具の固定強度が落ちてしまうため、実はとても重要な工程なのです。無事にすべてのパーツを取り外し終えたことで、新しい雨樋を受け入れるための最適な下地準備が整いました。
土台がすっきり綺麗になったところで、次は新しい金具を設置していきますよ。
古い部材をすべて取り外したあとは、まっさらになった化粧垂木に新しい横打金具をしっかりと取り付けていきました。この金具はこれから先、何十年とお家を大雨から守る雨樋を支え続ける要(かなめ)となるパーツですので、柱となる垂木の芯をしっかりと狙って頑丈に固定しますよ。
ここで最も技術が必要とされるのが、樋に適切な「傾斜(水勾配)」をつける作業です。平らに見えても、実は雨水が集水器(しゅうすいき:縦のパイプへ水を流し込む集約部分)に向かってミリ単位で計算された緩やかな傾斜をつけてありますよ。この傾斜が浅すぎると水が溜まってしまい、逆に急すぎると見た目の美しさが損なわれてしまうため、糸を張って何度も並行を確認しながら正確に調整を重ねました。
強固な骨組みが完成しましたので、いよいよ主役となる新しい雨樋を載せていきますよ。
最後に、Panasonicの雨とい「アイアン丸105」の取り付けが無事に完了しました。お選びしたカラーは「しんちゃ(新茶)」という、和風のお家にぴったりな深みのある落ち着いたブラウンカラーです。
新設されたこの雨樋は、芯材に強靭なスチール(鉄)が入っているハイブリッド構造になっており、プラスチック単体のものに比べて夏の暑さによる変形や冬の寒さによる破損に非常に強いという優れた耐久性が特徴ですよ。入母屋造りの伝統的で風格のあるお家に美しく調和しており、職人技が光る化粧垂木との相性も抜群で、まるで最初からそこにあったかのような自然な雰囲気を演出していますね。
もちろん、事前の精密な傾斜調整のおかげで、ゲリラ豪雨のような大雨が降っても雨水がスムーズに一本のラインを通って排水されるよう配慮されています。機能性とデザイン性の両方を高いレベルで兼ね備えた、非常に完成度の高い仕上がりとなりました。
今回の西宮市での工事では、立派な入母屋造りのお家をお守りするため、経年劣化していた雨樋を「アイアン丸105」へと全交換いたしました。金具の傾斜をミリ単位でしっかりと調整し直したことで、雨水の流れが劇的に改善され、見た目も美しく機能的な仕上がりになりましたよ。
雨樋は、普段はあまり目立たない設備ですが、お家全体を雨漏りや湿気の害から守ってくれる非常に大切なパーツです。「雨の日に樋から水がポタポタ溢れている」「真下の一箇所だけ地面に激しく水が叩きつけられている」といったサインに気づいたら、それは雨樋が悲鳴を上げている証拠かもしれません。大切なお家の木部や土台が腐食してしまう前に、ぜひ早めの点検とメンテナンスを心がけてくださいね。
街の屋根やさん西宮店では、お住まいの無料点検やアドバイス、お見積もりをいつでも承っております。少しでも気になることがあれば、どうぞお気軽にお問い合わせくださいね。
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