「写真はもらったけど、正直よく分からない…」という方へ

屋根点検後に
「点検写真を何枚か渡されたけれど、どこが悪いのか分からない」
「業者さんの説明を聞いても、判断できず不安が残った」
そんな声を、本当によく耳にします。

前回の記事
「西宮市｜屋根点検で『様子見』と言われた結果どうなった？数年後に起きた実例と注意点」
でもお伝えしましたが、
写真の内容を正しく読み取れないまま判断を先延ばしにすると、後悔につながるケースも少なくありません。

今回は、
屋根点検写真で“最低限ここだけは見てほしいポイント” を、
現場目線で分かりやすくお伝えします(^^)/

屋根点検写真の役割とは？

まず大前提として、
屋根点検の写真は 「工事を売るための材料」ではなく、「現状を共有するための証拠」 です。

✔ 本当に劣化しているのか
✔ 今すぐ修理が必要なのか
✔ 数年は様子見できる状態なのか

これらを お客様と同じ目線で確認するためのもの です。

そのため、
「なんとなく屋根が写っているだけの写真」では意味がありません。

プロが必ずチェックする写真①｜瓦・屋根材のズレや浮き

まず最初に見るのは、
屋根材が本来の位置からズレていないか です。

写真を見るときは、
・瓦のラインが揃っているか
・一部だけ浮いている箇所はないか
・影が不自然に出ていないか

を確認してください。

ズレや浮きは、雨漏りの“入口”になる初期サイン です。
小さく見えても、放置すると強風時に一気に悪化します。

プロが必ずチェックする写真②｜棟部分（てっぺん）の状態

屋根のてっぺんにある 棟（むね） は、
風・雨・紫外線の影響を最も受ける場所です。

写真では、
✔ 棟が真っ直ぐ通っているか
✔ 漆喰が剥がれていないか
✔ 金属部が浮いていないか

を見ます。

棟の劣化は、屋根全体トラブルの“始まり”になりやすい ため、
点検写真の中でも特に重要なチェックポイントです。

プロが必ずチェックする写真③｜割れ・欠け・ヒビ

屋根材の
・小さなヒビ
・角の欠け
・表面の剥がれ

これらは、
「今は雨漏りしていないけど、時間の問題」 という状態のことが多いです。

写真でアップが撮られている場合、
業者は 「気になる箇所」として認識している可能性が高い と考えてください。

プロが必ずチェックする写真④｜屋根裏や下地の写真

もし屋根裏の写真がある場合は、
・木部の変色
・黒ずみ
・シミ

が写っていないかを確認しましょう。

屋根裏の写真は、雨漏りの“証拠写真”になることもあります。
ここに異変があれば、様子見では済まないケースが多いです。

要注意｜こんな点検写真には気をつけてください

✔ 全体写真ばかりでアップがない
✔ どこが問題なのか説明がない
✔ 「とりあえず様子見です」だけで終わる

こうした場合は、
「本当に問題がない」のではなく、「詳しく見ていない」可能性もあります。

前回の記事でもお伝えしましたが、
様子見＝安全、ではありません。

写真を見て不安を感じたらどうすべき？

もし、
「この写真、よく分からないな…」
「説明を聞いても腑に落ちない」
と感じたら、

✔ 写真の意味を一つずつ説明してもらう
✔ 別の業者にセカンドオピニオンを依頼する

この判断が、
数年後の大きな修理費用を防ぐことにつながります。

まとめ｜屋根点検は“写真の見方”で結果が変わります

屋根点検は、
写真を「見るだけ」で終わらせず、「理解する」ことが大切 です。

西宮市周辺でも、
・写真を正しく見られなかった
・判断を先延ばしにした

その結果、
「もっと早く相談していれば…」
という声を、私たちは何度も聞いてきました。

街の屋根やさん西宮店では、
点検写真を1枚ずつご説明し、無理な工事提案は行いません。

屋根点検後の写真で不安を感じている方は、
今の状態を知るだけでも構いませんので、
どうぞお気軽にご相談ください。

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