「雪の影響で雨樋が歪んでいる気がする…」「水がこぼれてくるけど修理って必要？」
そんな不安を感じてこの記事をご覧いただいているのではないでしょうか？

屋根リフォーム専門店として作業していると、冬の終わり頃から 雪による雨樋破損の相談が一気に増える のが毎年の特徴です。
最近では、前回の記事
➡ 雪止め瓦と雪止め金具どっちがおすすめ？違い・後付け可否・選び方を徹底比較
を読まれた方からの流れで、雪による雨樋の不具合について疑問を持たれる方も多い印象です。

雪が降る地域ではなくても、突然の大雪や積雪の負荷で雨樋が壊れてしまうケースは珍しくありません。
この記事では、屋根修理の現場経験をもとに、壊れたときにまずすべき対処法・修理費用の目安・再発防止対策をわかりやすく解説します(^^)/

よくある「雪による雨樋破損」の症状

雪の重みや落雪によって、主に次のようなトラブルが発生します

• 雨樋が外側に垂れ下がる／歪む

• 支持金具が抜ける・曲がる

• 継ぎ目が外れて水が漏れる

• 配管が割れる・外壁から離れる

• 大量の水が縦樋（たてどい）に流れ込まず バシャッと外に落ちる

これらの症状を放置すると…

🔻 外壁の汚れ・劣化
🔻 基礎周りの水溜まり・湿気
🔻 軒天・破風板の腐食
🔻 雨漏りの発生

と、想像以上に大きな被害に広がる危険があります。
雨樋は「家を守る大切な排水設備」なので、異変を感じたら早めの点検が大切です。

壊れた時の応急処置

まずお伝えしたいのは、無理に触らない方が安全ということです。
脚立での高所作業は転落事故につながりやすく、屋根専門店でも慎重に作業します。

ただし現場でよく見られる「自分でできる最低限の対処法」はこちらです👇

⚠ ただし、金具・樋本体を無理に触ると、破損が悪化することが多いので注意です。

修理費用の目安

※実際の費用は建物・素材・足場の有無で変わります。

💡 雪害の場合は火災保険が適用されるケースもあるため、
「自費で直すしかない」と決めつける必要はありません。

壊れない家にするための再発防止策

再び破損させないためには、屋根に雪の力を集中させない対策が重要です。

• 雪止め瓦・雪止め金具の設置

• 落雪しやすい金属屋根の場合は数量多めで配置

• 屋根形状に合わせて雪の流れ方を考慮

• 雨樋金具を強度の高い仕様へ変更

• 勾配や軒先寸法を考えた設計

特に多くのお客様が誤解されているのは…

➡ 雨樋単体を交換しても再発が防げるとは限らない

という点です。

雨樋が壊れる原因は
「落雪の衝撃」「屋根の形状」「雪止め不足」
にあることが多いため、根本対策を行うかどうかで耐久性が大きく変わります。

まとめ

雪で雨樋が壊れた時は、

1️⃣ むやみに触らず安全を確保
2️⃣ 応急処置はできる範囲で
3️⃣ 修理費用の目安を把握
4️⃣ 再発防止をセットで考えると結果的に経済的

という点を押さえるのが安心です。

「壊れた雨樋だけ交換したのに、翌年また壊れた…」というお声は本当に多いため、
根本原因から改善する方向での対策が最もお客様のためになります。

雪による雨樋の破損が気になる方へは、
「屋根・雨樋の総合点検」だけでもお気軽にご相談ください。
無理な営業はありませんのでご安心くださいね。
👉無料点検の詳しい内容こちら

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