
2024.12.14
兵庫県の皆さんこんにちは街の屋根やさん西宮 代表の大西です。(^^)/今日は、西宮市で経年劣化した漆喰(しっくい)の交換工事を行った時の工事をブログにしました。2階建ての立派な和風の家です。屋根瓦は、伝統的ないぶし瓦です。それでは見て参りましょう。 屋根瓦は、いぶし瓦!既存漆喰(…

この記事では、実際に現地で行った調査内容と、そこから見えてきた屋根の問題点、そしてそれに対してご提案した工事内容について詳しくご紹介します。特にいぶし瓦や漆喰のメンテナンス、そして壁際の瓦のズレが気になっている方にとって参考になる内容です(^^)/
屋根の頂上部分にあるアンテナの真下では、雨水に含まれる金属成分が流れ落ち、いぶし瓦に茶色いもらい錆が広がっていました。
このもらい錆は、見た目が悪いだけでなく、瓦表面の保護層が劣化しやすくなり、今後さらに傷みが広がる恐れがあります。特にいぶし瓦は水を吸わない構造ではありますが、表面の傷みは屋根の美観にも直結するため、放置しないことが大切です。
黒ずみは、漆喰の防水性や表面の密度が落ちてきた証拠です。
通常、白くなめらかな状態の漆喰は水をはじきますが、経年劣化で表面が粗くなると、空気中の汚れや雨水の成分を吸いやすくなり、黒ずんできます。
この状態は「見た目の問題」だけではなく、「内部の傷み」の予兆でもあります。
棟の接合部では漆喰が痩せて隙間ができ、棟止まりの部分ではひび割れも確認されました。
漆喰がこのように劣化してしまうと、内部の葺き土が露出し、雨水が侵入する原因となります。さらに棟瓦のズレや崩れにもつながるため、早めの対応が必要です。
下屋根では、特に壁際に積まれていた熨斗瓦がズレて、すでに崩れかけている箇所がありました。瓦と瓦の接着が緩くなっており、手で軽く押しただけで動くような状態です。
このように壁際の瓦が崩れると、その隙間から雨水が入り込み、内部の防水層や構造体にダメージを与えかねません。早めの補修が必要な状態です。
今回ご提案したのは、以下の2点です。
大屋根および棟まわりの漆喰塗替え
下屋根壁際の熨斗瓦積み直し
漆喰は築年数が10年を超えると少しずつ劣化し始め、20年を超えると全体的にメンテナンスが必要になるケースが多いです。今回の現場でも、漆喰の劣化と黒ずみ、ひび割れが広範囲に及んでいたため、全体的な塗り直しが必要と判断しました。
また、下屋根の熨斗瓦については、ズレているだけでなく、瓦下の葺き土が崩れていました。そのため、ただ戻すのではなく、一度積み直して南蛮漆喰でしっかりと固定する方法をご提案しました(^^)
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