西宮市｜冬の屋根裏で結露が起きる原因とは？放置すると危険なサインと初期チェック
2025.12.19
兵庫県の皆様こんにちは♪街の屋根やさん西宮店です!(^^)! 冬になると「屋根裏で結露している気がする…」「カビ臭い」といったご相談が増えてきます。実は、先日お話しした➡ 「西宮市｜風で屋根がパタパタ音…原因と危険性とは？今すぐできる確認ポイントと静音…
ご厚意にして頂いている電気屋さんからの紹介で神戸市西区へ調査に伺いました。
昔ながらの入母屋造りのご自宅で、漆喰が剥がれている所は、腰壁と壁際のし瓦との取り合い部分に塗り込まれている帯漆喰部分でした。
下から見ても分かるぐらい、「剥がれ」というよりも「欠落」に近い状態でした💦
最近の戸建て住宅では、外壁と屋根との取り合いには雨押え板金という金属の水切りを取り付けて雨仕舞いをしていることが多いですが、昔の日本家屋の取り合いには、こちらのような帯漆喰にて雨仕舞いをしているケースも見受けられます。
この様な造りの場合は、日本古来からの風合いを感じれる一方、剥がれや欠落の症状が発生するデメリットもあるのが事実です。
では、漆喰の欠落原因を探るため、屋根上に登って参ります。
漆喰の剥がれや欠落原因には、【経年劣化】や【自然災害】が考えられます。
漆喰塗り替え周期としては１０～１５年が目安となっています。
放置年数が長く経つほど、経年劣化による漆喰の剥がれ・欠落が起こりやすくなります！
また近年では、これまでの規模を大幅に超えるような【台風】の上陸や夏場での【ゲリラ豪雨】・春先の【強風】といった様々な自然災害に被災し漆喰の損傷が生じるケースもあります。
ただ、今回の現場にはその他の原因があるようでした。
帯漆喰の上には古民家特有の焼き板が腰壁に使用されていました。
ただ、近づいて見てみると経年劣化の影響でメッシュ状になっており、吹き降りの雨等の侵入を防げず、腰壁内部に受け入れてしまうような状況でした。
恐らく、今回の帯漆喰欠落は劣化した腰壁部分から侵入してくる雨水等が要因となり、発生していたようです💦
焼き板は、古民家の風合いにマッチ致しますが、風雨に弱く、経年劣化の影響で貼り替えが必須の壁材となります(>_<)
下からは見えにくい箇所だから定期的なメンテナンスや定期点検は重要になりますね。
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