前回の記事 「雨樋が雪で壊れた時の対処法｜修理費用の目安と再発防止策を解説」 では、雪による外回りの破損リスクと対処法をご紹介しました。

そして今回は、「落雪によるカーポート・テラス屋根の破損」 について、専門店の視点で詳しく解説いたします。

西宮市でも、年に数回の積雪や屋根からの落雪で、
「カーポートの屋根が割れた…」
「テラス屋根がへこんだ…」
というご相談が毎年寄せられます。

特に、ポリカーボネート（ポリカ）屋根は衝撃には強いものの、落雪の “一撃” には弱いため注意が必要です。

この記事では、
落雪でなぜカーポートが壊れるのか？
修理・交換の流れは？
雪による破損を防ぐための屋根対策は？
といった疑問を、わかりやすく解説していきます(^^)/

なぜ落雪でカーポート・テラス屋根が壊れるのか？

● 理由①：瞬間的な衝撃に弱い

ポリカ屋根は強度が高いのですが、
屋根から一気に落ちてくる雪の重み・スピードには耐えられない場合があります。

特に金属屋根（ガルバリウム鋼板）は雪が滑りやすく、
「ドスン！」と瞬間的に落雪が直撃し破損しやすい構造です。

● 理由②：積雪＋落雪のダブル負荷

西宮市でも、
「気温上昇 → 屋根の雪が一気に落ちる」
というタイミングがあります。

その際、

・テラス屋根に少し積もっていた雪
・屋根から落ちてきた雪の衝撃

が重なり、破損につながります。

● 理由③：経年劣化で強度が低下

ポリカ屋根は10年前後で
黄ばみ・硬化・ひび割れ
が進み、衝撃に弱くなります。

「今まで大丈夫だったのに今年壊れた」
というお客様は、このパターンが多いです。

落雪で破損した場合の修理方法とは？

● ✔ パネル（ポリカ板）の交換

最も多いケースです。
割れた部分だけ交換できるため、費用も抑えやすい修理です。

● ✔ フレームが曲がったら部分補修 or 交換

落雪の衝撃が大きいと、
アルミフレームの変形が起きることがあります。

この場合は、
・曲がった部分のみ補修
・フレームセット交換
など状況により対応は異なります。

● ✔ カーポート本体の交換

落雪量が多い地域の方は、柱が曲がった・屋根が全体的に沈んだなど、
「全交換でないと危険」
となる場合もあります。

落雪による破損を防ぐための屋根側の対策

カーポート側だけ補強しても、
屋根から雪が一気に落ちる状況を改善しない限り再発します。

そこで屋根側の対策が重要です。

● 対策① 雪止め瓦・雪止め金具の設置

落雪対策の中で最も効果が高く、費用も抑えやすい方法です。

• 屋根に雪を留める

• 一気に落ちないように分散させる

ことで、カーポート方向への落雪を大幅に軽減できます。

● 対策② カーポートを屋根から離して設置する

新設の場合は、
落雪ラインから距離をとる配置が効果的です。

既存の場合も、
「位置の見直し」や「落雪方向の確認」を行うことで再発を防げます。

● 対策③ 屋根勾配や素材を見直す（リフォーム時）

• 雪が滑りやすい金属屋根

• 雪が積もりやすい大屋根形状（切妻など）

は落雪リスクが高いため、
屋根リフォームのタイミングで素材や形状の検討をするのも有効です。

テラス・カーポート側でできる予防策

● ポリカ屋根の定期点検

ひび割れ・反り・黄ばみがあると、落雪衝撃に弱くなります。

10年を目安に点検・交換がおすすめです。

● カーポートの耐積雪強度の見直し

「耐積雪20cmタイプ」など、性能によって耐久度が異なります。

西宮市は大雪地域ではありませんが
“落雪” 対策として強度の高いモデルが安心です。

まとめ｜落雪被害は対策で防げます

カーポートやテラス屋根は、
落雪の衝撃により割れ・へこみ・歪みが起きやすい部分です。

しかし、

• 雪止めの設置

• ポリカ屋根の点検・交換

• 屋根とカーポート位置の見直し
  
  

などを行うことで、再発をしっかり防ぐことができます。

街の屋根やさん西宮店では、
屋根調査 → 落雪ライン確認 → カーポート位置や対策のご提案
まで無料で行っております。
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「うちのカーポートは落雪に弱い？」
「雪止めを付けるべき？」
など、気になることがあればお気軽にご相談ください。

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