前回の記事
👉 西宮市｜屋根の凍結で起こるトラブルとは？スリップ・破損・落雪を防ぐ冬の屋根対策ガイド
では、寒い季節に増える屋根の凍結トラブルについてお伝えしました。

今回は、屋根トラブルの中でも お問い合わせの多い「軒天（のきてん）の剥がれ・シミ」 について専門店の視点でわかりやすく解説します。

「気が付いたら軒天がめくれていた…」
「シミが広がっているけど、このままでも大丈夫？」
こんなお悩み、実は放置すると雨漏りや外壁破損につながる危険なサインです。

この記事では、

• 軒天が剥がれる原因

• シミ・変色の放置リスク

• 修理方法の種類

• 依頼する時の注意点

を、現場で日々点検している専門店の立場から丁寧にお伝えします。

「これって修理が必要？」と迷われている方の判断材料として、ぜひ参考にしてください(^^)/

軒天が剥がれる・シミができる原因は？

現場で特に多い原因をまとめると、次の4つが中心です。

① 湿気・結露による劣化（最も多い）

軒天は外部に近く、湿気がこもりやすいため、
結露 → 表面の浮き → 剥がれ
という流れが非常に多いです。

② 雨漏りによる内部からの浸水

屋根のわずかな破損でも、雨水は軒先へ回り込みます。
シミがある場合は雨漏りの可能性が非常に高いと考えられます。

③ 経年劣化による板材の老朽化

築15～20年を過ぎると、
化粧板（ベニヤ）の剥がれ・たわみが増えてきます。

④ 強風によるめくれ・破損

台風後に「軒天がめくれた」という相談は非常に多いです。

✔ とくに築年数が経っている住宅は、釘が抜けやすくめくれやすい傾向があります。

軒天の剥がれ・シミを放置するとどうなる？（絶対にそのままはNG）

軒天の劣化は見た目の問題だけでなく、
家の構造部分を守る機能が弱っているサインです。

放置すると…

① 雨漏りの悪化

外側からではなく、内側に雨水が回るケースが多く発生します。

② 外壁・柱の腐食（構造に影響）

軒天の奥は、柱・梁などの重要な構造部分につながっています。
湿気・浸水が続くと大規模修繕につながることも。

③ 害獣（ハチ・鳥・小動物）が侵入

剥がれたすき間から侵入例が多く、毎年のように相談があります。

④ 台風で大きく破損し、落下の危険

剥がれの初期段階でも、台風時には強風で落下する危険性があります。

▶ まとめ：軒天の劣化＝早めの点検が必要な状態。

軒天の主な修理方法（現場で多いパターン解説）

軒天修理には状態に応じて次の3つがあります。

① 部分張り替え（部分補修）

剥がれやシミが一部分だけなら、
その範囲だけ新しい軒天材に交換します。

• メリット：費用を抑えられる

• デメリット：既存との色差が出ることもある
  
  

② 全面張り替え（全交換）

軒天全体が傷んでいる場合はこちら。

• 腐食が進行している

• ベニヤが全体的にたわんでいる

• 雨漏りで広範囲に劣化している
  などのケース。

③ 軒天材の種類変更（ケイカル板・金属など）

最近では、

• ケイカル板（耐火性・耐湿性に強い）

• 金属軒天（腐らない・長寿命）

へ交換するご家庭も増えています。

軒天修理を依頼する際の注意点

① 剥がれだけではなく原因を調査してもらうこと

軒天の傷みは、雨漏り・屋根の破損が根本原因のことが多いです。
修理だけ行うと再発する可能性が高いので注意。

② 点検時は屋根まわり全体もチェックしてもらう

破風板・雨樋・屋根材・板金など、関連箇所もまとめて確認するのが◎。

③ 見積もりは「工事内容の明細」をチェック

• どの範囲を張り替えるか

• 材料は何を使うか

• 下地は補修するのか
  など明確に記載されているかをチェックしましょう。

まとめ｜軒天の剥がれ・シミは早めの点検が安心です

軒天は普段気にしない部分ですが、
剥がれやシミは家の健康状態を知らせるサインです。

「これって修理が必要かな…？」
そんな不安がありましたら、お気軽にご相談ください。

屋根・外壁の点検、軒天の修理にも対応しています。
👉 無料点検の詳細はこちら

問題が小さいうちに解決しておくことで、
雨漏りや大規模修繕を防ぐことにつながります。

📞📩お電話・メールでのご相談はこちら
👉24時間受付中！[ご相談フォーム]
👉[0120-518-252(タップで発信)]

📌あわせてご覧ください（関連記事）
👉屋根の凍結で起こるトラブルとは？スリップ・破損・落雪を防ぐ冬の屋根対策ガイド
👉破風板（はふいた）の基礎知識と劣化サイン｜放置リスクと原因を徹底解説
👉小屋裏の湿気・結露リスクとは？放置でカビ・木材腐食・電気代増の恐れも