屋根裏は「トラブルの予兆」が一番出やすい場所です

「雨漏りはしていないけど、屋根裏は一度も見たことがない」
西宮市で屋根点検のご相談を受けていると、こうしたお声をよく耳にします。

実は、雨漏りや大きな修理が必要になる前の“初期症状”は、屋根裏に最初に現れることがほとんどです。
特に冬場は、前回の記事でお伝えした 屋根裏結露 の影響もあり、知らないうちに不具合が進行しているケースも少なくありません。

👉 前回の記事
「西宮市｜屋根裏結露を防ぐ断熱・換気の仕組みとは？冬に効く正しい対策と改善ポイント」 では、結露が起きる仕組みと対策について詳しくお伝えしました。

今回はその続きとして、
屋根裏点検で実際に見つかる代表的な不具合 を、現場目線でご紹介します(^^)/

屋根裏点検とは？

屋根裏点検とは、天井点検口などから屋根裏に入り、

• 野地板

• 垂木

• 断熱材

• 雨染みや湿気の有無

などを確認する点検です。

外からでは分からない 屋根内部の状態を直接確認できる唯一の方法 であり、
「雨漏りが起きる前に異変を察知できる」 という大きなメリットがあります。

屋根裏点検で分かる5つの不具合

ここからは、実際の現場で 特に多く見つかる不具合 を5つご紹介します。

① 野地板の雨染み・変色

屋根裏点検で最も多いのが、野地板の雨染みです。

• 黒っぽいシミ

• 輪郭がぼんやりした変色

• 触ると湿っている箇所

これらは、すでに雨水が侵入しているサイン。
まだ室内に雨漏りが出ていなくても、屋根内部では進行していることがあります。

② 断熱材の濡れ・ズレ

屋根裏結露や微量の雨水侵入により、断熱材が濡れているケースもよくあります。

断熱材が濡れると、

• 断熱性能の低下

• カビの発生

• 天井材への悪影響

につながります。

「冬は寒く、夏は暑い」 と感じるお住まいでは、
屋根裏の断熱材に原因があることも少なくありません。

③ 木部のカビ・腐食

屋根裏は暗く、風通しが悪いため、
湿気が溜まると一気にカビが広がります。

• 垂木や梁に白・黒い斑点

• 木材表面がボソボソしている

こ
うした状態は、構造材の劣化につながるため要注意です。

前回お伝えした 屋根裏結露 が、こうした症状の引き金になるケースも多く見られます。

④ 金物のサビ・腐食

屋根裏には、釘や金物などの金属部材も多く使われています。

湿気が多い状態が続くと、

• 釘のサビ

• 金物の腐食

• 固定力の低下
  
  

が起こり、屋根全体の耐久性に影響することもあります。

⑤ 小動物・害獣の侵入跡

意外に多いのが、屋根裏への動物侵入です。

• 断熱材が荒らされている

• フンや巣の痕跡

• 天井から物音がする

こうしたケースでは、屋根や外壁に 侵入口となる隙間 が存在している可能性があります。

なぜ「雨漏り前」に屋根裏点検が重要なのか

雨漏りは、症状が表に出た時点で“かなり進行している”ことが多いです。

屋根裏点検を行うことで、

• 軽微な補修で済む

• 工事費用を抑えられる

• 住まいへのダメージを最小限にできる

といった大きなメリットがあります。

まとめ｜屋根裏点検は“何もない今”がベストです

「特に困っていないから大丈夫」
そう思われるお気持ちもよく分かります。

ですが、屋根裏は 普段見えないからこそ、異変に気づきにくい場所 です。
何も起きていない今こそ、一度状態を確認しておくことで安心につながります。

街の屋根やさん西宮店は、
屋根・屋根裏の無料点検も行っていますので、

• 最近点検をしていない

• 築年数が10年以上経っている

• 結露や湿気が気になる

という方は、お気軽にご相談ください。

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